【2025年最新版】西南学院大学・英語の難易度や出題傾向は?解き方のコツや参考書も紹介!

「西南学院大学の英語をどのように対策すればよいかわからない…」
「英語がどうしても苦手で、解き方のコツを知りたい…」

菱田先生

このようにお悩みでしょうか?

本記事では、10年分の過去問を実際に解いた講師が、西南学院大学の英語について徹底解説しています。

試験時間や難易度などの基本事項はもちろん、おすすめの解法や便利な参考書も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

また、西南学院大学の英語の勉強方法を学びたい方は以下の動画を参考に勉強してください。

目次

西南学院大学・英語の概要

まずは西南学院大学(2025年)の英語の試験時間、大問数、難易度を紹介します。

試験時間70分
大問数4題(年度によって変化)
難易度標準レベル

年度別の傾向

西南学院大学の英語の試験は、問題の傾向が変わりやすいです。
しかし、この3年間は大きな変更は見られません。

2025年度

大問内容配点理想時間
1長文読解問題(空所補充)36点20分
2文法問題(言い換え)15点10分
3長文読解問題31点30分
4文法問題(正誤)18点10分

2024年度

大問内容配点理想時間
1長文読解問題(空所補充)36点20分
2文法問題(言い換え)15点10分
3長文読解問題31点30分
4文法問題(正誤)18点10分

2023年度

大問内容配点理想時間
1長文読解問題(空所補充)36点20分
2文法問題(並び替え)10点10分
3文法問題(正誤)18点10分
4長文読解問題36点30分

直近の変更点

次に、3年分の直近の変更点について紹介します。

2025年度

・長文読解問題の出題形式変更

長文読解問題2024年 要約文問題→2025年 本文合致問題

2024年度

・配点の変更

・文法問題の出題形式変更

・文法(正誤)問題の出題形式変更

・長文読解問題の出題形式変更

文法問題2023年 並び替え問題 10点(配点)→ 2024年 言い換え問題 15点(配点)
正誤問題2023年 一文ずつの回答→2024年 英語長文の中での回答 
長文読解問題2023年 本文合致問題→2024年 要約文問題

2023年度

・配点の変更

・文法(正誤)問題の出題形式変更

・長文読解問題の出題形式変更

並び替え問題2022年 18点(配点)→ 2023年 10点(配点)
正誤問題2022年 英語長文の中での回答 10点(配点)→ 2023年 一文ずつの回答 18点(配点)
長文読解問題2022年 要約文問題→2023年 本文合致問題

大幅に変更があった年

2021年度

・長文読解問題の出題形式変更

・文法問題(四択)の出題がカット

・会話文問題の出題がカット

長文読解問題2020年 内容一致問題→2021年 要約文問題
文法問題2020年 文法問題(四択)→2021年 なし
会話文問題2020年 会話文問題→2021年 なし

このようにかなり問題の傾向が変わる年もあるので、近年の対策をした後は、昔の西南学院大学の問題対策をしておくのがおすすめです。

学部・日程によっての傾向・難易度の差

学部

基本的には全学部同じ傾向・難易度の問題です。

しかし、外国語学部は英語の配点が150点で、他の科目より配点が高いです。(他学部は120点)外国語学部志望の方は、特に英語対策に力を入れましょう。

A日程・F日程

英語に関しては、A日程もF日程も基本的には傾向・難易度の差がないため、両日程も同じ対策で問題ありません。

西南学院大学・英語の試験時間と理想の時間配分

西南学院大学の英語は70分で4題です。しかし、年度ごとに傾向が変わりやすいため、毎年同じ時間配分で全てを解ききることは難しいです。

空所補充と長文読解は過去10年間一度も変わっていないため、この2問は以下の時間内に解けるようにしましょう。

空所補充問題20分〜25分
長文読解問題25分〜30分

例えば、2025年度の理想的時間配分は、以下の通りです。

大問1空所補充問題20分〜25分
大問2文法(言い換え)問題5分
大問3長文読解問題25分〜30分
大問4文法(正誤)問題10分

あくまでも目安なので、過去問を解いていく中で自分なりの時間配分を見つけていきましょう。

西南学院大学・英語の難易度

年度によって問題傾向が変わることは紹介しましたが、難易度はどの程度なのか疑問に思った方もいるかもしれません。本章では西南学院大学英語試験の難易度と、特に難しい問題を紹介します。

全体の難易度

西南学院大学の英語試験は、標準レベルです。

長文問題は、共通テストよりやや難易度が高いものの、試験時間には比較的余裕があります。

一方、文法問題は正誤問題や並び替え問題など多様な形式で出題されるため難易度が高く、文法事項をしっかり暗記・理解しておくことが非常に重要です。

特に難易度が高い問題

難しいのは言い換え問題です。2024年以降、次のような形式の問題が出題されています。
2つの英文があって、一方に空欄( )があり、そこに適切な単語を入れて、意味が同じになるように書き換える問題です。

【例】
次の (a~ e)そ れぞれの二つの文の意味がほぼ同 じ意味になるよう、空所 (1~ 2)または (1~3)にそれぞれ1語を入れて文の書き換えを完成せよ。解答はそれぞ れ該当する解答欄に1語ずつ記入せよ。
It was likely that he would catch a cold.
→ He was likely ( 1 ) ( 2 ) a cold.

このように、単語や文法知識だけでなく、文全体の構造を正確に理解しないと解けないため、難易度が高く感じる問題です。

西南学院大学・英語の合格点

得点調整が入っているので、正確な合格最低点は公表されていません。

しかし、毎年教えている感覚上、合格している学生は全科目平均で7.2割をとっています。たまに西南学院大学の合格ラインは、全科目平均8割だと言う方もいますが、弊塾ではそこまでいらないと考えています。

では、西南学院大学の英語試験ではどのくらいの点数を目指せばよいのか解説していきます。

目標にしたい点数

目標点は75点です。

先ほども紹介した通り、全科目平均7.5割が合格ラインのため、英語でも75点をとれると安心です。

最低でもとりたい点数

「英語が苦手でなかなか点数が伸びない…」という方は、65点を目標にしましょう。

菱田先生

この点数さえとれれば、他の科目でカバーできるはずです。

西南学院大学・英語の出題傾向と解き方のコツ

西南学院大学の英語は、文法・語彙問題が非常に多いです。問題の半分が文法・語彙問題と言っても過言ではありません。語法やイディオムの暗記の徹底に努めましょう。

【最新の問題傾向】

  • 長文読解
  • 空所補充
  • 言い換え問題
  • 正誤問題

【過去の問題傾向】

  • 四択文法問題
  • 整序問題
  • 会話文問題

順番に解説していきます。

最近の問題傾向

長文読解

長文読解の出題形式は、本文合致/要約問題・同意表現・内容一致の3つになります。

本文合致/要約問題

段落ごとに一つの選択肢が対応している傾向にあります。一段落読む毎に要約文を見て、読んだ段落と合っているかどうかを吟味しましょう。

もし、内容的に合っているかどうか判別がつきにくい場合は、無理に選択せず一度スキップし、最後にもう一度解きなおしましょう。

同意表現

同意表現の問題は、まず文脈に沿った答えを選ぶということを気をつけてください。

これは一見当たり前のように思えますが、単語帳の意味と一緒だからといってすぐに回答する受験生が多いです。自分が選んだ選択肢を文章に入れてみて、内容が通るか確認しましょう。

また、選択肢の中に指示語が入っているときは要チェックです。

言い換え表現に指示語がある場合は、必ず指示語の内容を明らかにしましょう。指示語の内容と同じ選択肢を選べば正解できる問題は多いです。

内容一致

内容一致問題は、細かい部分まで聞いてくることが多いです。しかし、文章の順番通りに問題が出題されている傾向にあるので、要約文と同様に一段落毎に選択肢を吟味しましょう。

空所補充

再頻出である空所補充問題は、以下の3種類で構成されています。

  1. 単純暗記型(動詞の語法、イディオムなど)
  2. 品詞型
  3. 文脈判断型
単純暗記型

動詞の語法やイディオムなど文法の知識が問われている問題です。文法問題集を一冊完璧にしあげることによって対策できます

おすすめ参考書『Bright Stage[ブライトステージ] 英文法・語法問題』

品詞型

空欄の部分に形容詞・副詞のどちらを入れるのが正しいかが問われている問題です。

空欄の部分が名詞に修飾している場合は形容詞、 名詞以外を修飾していれば副詞です。品詞の判断が難しい単語もあるため、対策をしておきましょう。

文脈判断型

この問題は、「なんとなく文脈にあってるから」とよく考えずに回答している受験生が多いです。しかし、フィーリングで解くやり方では点数が一向にあがりません。

実は、西南学院大学の英語の空所補充問題は、「並列」「対比」「言い換え」のパターンで作られている問題がほとんどです。この3つのパターンを以下のように応用すれば、問題を簡単に解くことができるでしょう。

しかし、今までの正誤問題と解き方は変わらないです。以下の解き方を参考にしてください。

解き方の手順

1.空所がある部分の前後を確認する
2.「並列」「対比」「言い換え」の3つのどのパターンに当てはまるかを検討する

正誤問題

正誤問題は、文法の理解をきちんとしていなければ非常に難しい問題です。文法の基礎をしっかり行った後、苦手であればこの参考書を使ってみてください。

おすすめ参考書『大学入試問題集 関正生の英文法ファイナル演習ポラリス』

演習を積みたい場合は、2009年以降正誤問題が出題されているため西南学院大学の過去問を解くと良いでしょう。

正誤問題の解き方は以下の解き方を参考にしてください。

解き方の手順

1.下線部の前後部分にSVOCを振る
2.5つの間違いパターン(これから紹介します)に当てはめて問題を解く

正誤問題は、以下の5つの間違いパターンを把握してから解きましょう。

①Ving(現在分詞)・Vpp(過去分詞)の判断

不定詞・動名詞・分詞・進行形・受動態などさまざまなパターンが考えられるので、Ving・Vppが出てきた際はどの文法が使われているか吟味しましょう。ちなみに、10年間で分詞が一番出題されています。

②形容詞・副詞の判断

名詞に修飾しているのに副詞になっている、あるいは動詞に修飾しているのに形容詞の形になっている、という間違いのパターンです。

ex)

名詞+-ly=形容詞

形容詞+-ly=副詞

このように接尾語によって、形容詞・副詞に変わるため注意しましょう。

③仮定法

ifやwishなどの仮定法の表現が出てきた際に、後ろの文章が仮定法になっていないパターンです。仮定法の表現が出てきた際は、注意しましょう。

④時制の一致

過去完了の内容なのに、現在の表現のままになっているようなパターンです。

正誤問題で問われている時制は、現在なのか過去なのか過去完了なのかをしっかり確認しておきましょう。

⑤主語と動詞の一致

単数・複数でのsが付く・付かないの判断が問われる問題です。

正誤問題がわからないときに、すぐにsが抜けているという答えを判断する学生が多いため、注意が必要です。

最初に挙げた4つのパターン全てに当てはまらないときに、主語と動詞の一致を吟味するようにしましょう。

言い換え問題

言い換えの問題も非常に難しい問題です。

この問題の対策としては、まずSVOCやthat節、to不定詞、動名詞などの文型や語法をしっかり理解し頭に入れること、そしてよく出るイディオムを覚えておくことが重要で、これによって問題を見たときに自然に正しい形が思い浮かぶようになります。

おすすめ参考書『大学受験ムビスタ 八澤のたった7時間で英文解釈』

解き方の手順

1.一文ごとにSVOC(文の要素)をしっかり確認する

2.時制が合っているかを確認する

3.句や節(to不定詞・動名詞・that節など)の使い方をチェックし、意味が対応する形を探す

4.文法的に正しい形に書き換えて完成させる

最近の問題変更

ここ数年は出題されていませんが、西南学院大学の英語は過去の出題傾向に近い問題が出されることが多いので、まずは最近の問題をしっかり対策したうえで、時間に余裕があれば以下の問題形式にも取り組んでおきましょう。

並べ替え問題

選択肢の問題を並べ替え、不足している一語を補う問題です。語法やイディオムさえ暗記していれば不足語を埋めることが可能です。

基本的には語法とイディオムの対策をしっかり行いましょう。

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並べ替えた文章が正しいかどうかを判別するために、一度並べ替えた文章に必ずSVOCを振って文章が成り立っているか確認しましょう。

以下の2つは受験生の間違いでよくあるパターンです。自分が同じミスを犯していないか確認してください。

受験生の間違いでよくある2パターン

・前置詞や接続詞がないのに名詞が二つ続いている

・自分の知っている熟語を先に作ってしまいSVOCがバラバラ

4択文法問題

4択の文法問題はここ何年間は出題されていませんが、復活して出題される可能性はあるので気をつけましょう

ただし、西南学院大学の四択の文法問題は決して難しくありません。空欄補充や並べ替え問題と同様に、文法の参考書を一冊完璧にしておくと対応可能です。

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会話文問題

会話文問題もここ何年間は出題されていませんが、復活して出題される可能性はあるので気をつけましょう。

西南学院大学の会話文問題は少し特徴的で、会話文の空欄部分にスペルを当てはめる問題です。そのため、品詞の理解とスペルが書けるかどうかが肝になります。

私立志望の受験生はスペルを正確に書く練習をしていないことが多いので、難しい問題と言えるでしょう。

解き方の手順

1.空欄がある文にSVOCを振り、どの品詞を入れるべきか考える。
2.問題文に記載してある最初の1文字を参考に、スペルを記入する。

まとめ

今回は、西南学院大学の英語試験の入試傾向と大問毎の解答方法の紹介をしました。

西南学院大学の英語は単純暗記で解ける問題の配点も非常に高いです。文法やイディオムなど基礎的な部分を徹底することで合格がグンと近づくので、対策はしっかり行いましょう。

菱田先生

本記事で紹介した解き方のポイントを参考に、ぜひ過去問にもチャレンジしてみてくださいね。

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