【2024年最新版】福岡大学の受かりやすい穴場学部を徹底分析!

福岡大学を目指している受験生は、西南学院大学の合格しやすい穴場の学部はないだろうか?と気になっている受験生も多いのではないでしょうか。

今回はそんな受験生のお悩みに答えるために、合格最低点、倍率、偏差値、さまざまな観点から分析し、学部毎の穴場まで徹底分析しました。

菱田先生

ぜひ受験学部選びの参考にしてください!

目次

福岡大学とは

福岡大学は、1934年に創立された福岡県福岡市城南区の私立大学です。10学部33学科、大学院10研究科34専攻、さらには在校生が約20,000人、教職員約4,000人と九州最大級の西日本屈指の総合大学です。

人文学部や法学部、経済学部などの文系に限らず理学部や工学部にも長けており、3つの大学病院を擁することから医学部や薬学部の学習環境が整っていることで有名です。また、薬剤師の国家試験の合格率が高いことから志望する受験生も多く存在します。

文系だけではなく総合大学としての特長を生かしたプログラムや課外教育活動も行っており幅広い交流を持てることで人気が高い大学です。

福岡大学の穴場学部(学科)

それでは本題の福岡大学の穴場をまず4つ紹介します。

人文学部 ドイツ語学科・フランス語学科

福岡大学の人文学部 ドイツ語学科・フランス語学科は「日程別の合格最低点」はどちらの学科もも3年連続で合格最低点が低く、「学部別の合格最低点」も低い傾向にあります。

おそらく、英語・教育・心理などよりも日常で馴染みがなく、第三言語を習うというのは抵抗があるのでしょう。

経済学部 産業経済学科 

福岡大学の経済学部 産業経済学科は「日程別の合格最低点」は2年連続で合格最低点が低く、「学部別の合格最低点」も低い傾向にあります。

また偏差値の観点からも、他の学部よりも偏差値が低いです。福岡大学に行きたい受験生にはおすすめの穴場学部です。

【補足】商学部第二部 商学科

福岡大学の第二部商学科は、夜間部ということで受験生が避けがちな学部なので、偏差値や合格点もかなり低い傾向にあります。

学費は昼間部の約半額で受講することができます。福岡大学に行きたい受験生にはおすすめの穴場学部です。

【合格最低点から見る】福岡大学の穴場学部(学科)

本章から、様々な観点ごとに狙い目の学部(学科)を考察します。

まずは、【合格最低点】の観点から、西南学院大学の合格しやすい穴場学部(学科)を紹介します。ここでは、「日程別の合格最低点の推移」、「学部別の合格最低点の推移」に分けて解説していきます。

(*商学部の夜間部は昼学部と比べて明らかに合格点が低いため排除しています。)

「日程別の合格最低点」

福岡大学は、学部が異なっても同一試験日であれば試験問題は全く同じです。

そのため、学部関係なしに各日程の一番合格最低点が低い学部(学科)を分析しました。

2023年

学部学科試験日合格最低点
商学部商学科2/3186(独)/300
法学部経営法学科160(独)/300
人文学部教育・臨床心理学科182(独)/300
ドイツ語学科152(独)/300
商学部貿易学科2/4166(独)/300
経営学科
〈会計専門職プログラム〉
202(独)/300
法学部法律学科167(独)/300
人文学部歴史科190(独)/300
フランス学科152(独)/300
商学部経営学科2/5182(独)/300
経済学部産業経済学科165(独)/300
人文学部日本語日本文学科165(独)/300
英語学科176(独)/300
経済学部経済学科2/6169(独)/300
人文学部文化学科182(独)/300
東アジア地域言語学科171(独)/300

2023年の各日程の受かりやすかった学部は、以下のようになります。

日付学部(学科)
2/3人文学部 ドイツ語学科
2/4人文学部 フランス学科
2/5経済学部 産業経済学科
人文学部 日本語日本文学科
2/6経済学部 経済学科 

2022年

学部学科試験日合格最低点
商学部商学科2/3186(独)/300
法学部経営法学科168(独)/300
人文学部教育・臨床心理学科190(独)/300
ドイツ語学科155(独)/300
商学部貿易学科2/4172(独)/300
経営学科
〈会計専門職プログラム〉
194(独)/300
法学部法律学科165(独)/300
人文学部歴史科187(独)/300
フランス学科157(独)/300
商学部経営学科2/5186(独)/300
経済学部産業経済学科175(独)/300
人文学部日本語日本文学科181(独)/300
英語学科182(独)/300
経済学部経済学科2/6177(独)/300
人文学部文化学科189(独)/300
東アジア地域言語学科177(独)/300

2022年の各日程の受かりやすかった学部は、以下のようになります。

日付学部(学科)
2/3人文学部 ドイツ語学科
2/4人文学部 フランス学科
2/5経済学部 産業経済学科
2/6経済学部 経済学科 
人文学部 東アジア地域言語学科

2021年

学部学科試験日合格最低点
商学部経営学科2/3183(独)/300
経済学部産業経済学科165(独)/300
人文学部文化学科183(独)/300
東アジア地域言語学科191(独)/300
商学部貿易学科2/4170(独)/300
経営学科
〈会計専門職プログラム〉
191(独)/300
経済学部経済学科174(独)/300
人文学部教育・臨床心理学科185(独)/300
ドイツ語学科166(独)/300
商学部商学科2/5185(独)/300
法学部経営法学科171(独)/300
人文学部歴史学科189(独)/300
フランス語学科170(独)/300
法学部法律学科2/6177(独)/300
人文学部日本語日本文学科180(独)/300
英語学科186(独)/300

2021年の各日程の受かりやすかった学部は、以下のようになります。

日付学部(学科)
2/3経済学部 産業経済学科
2/4人文学部 ドイツ語学科
2/5人文学部 フランス学科
2/6法学部法学科

直近3年のデータをまとめると、3年連続合格点数が低い学部(学科)は、人文学部 ドイツ語学科人文学部 フランス学科経済学部 産業経済学科」。

2年連続合格点数が低い学部(学科)は、「経済学部 経済学科」です。

「学科別の合格最低点」

次に学部別の合格最低点で、どの学科が一番合格点が低いか分析します。

個別日程で比較すると、問題が違うため比較できないため系統別の問題から分析していきます。

商学部

2023年「合格最低点」2022年「合格最低点」2021年「合格最低点」
商学科231(独)/400247(独)/400247(独)/400
経営学科
〈会計専門職プログラム〉
270(独)/400269(独)/400261(独)/400
経営学科
〈会計専門職プログラムを除く〉
226(独)/400247(独)/400247(独)/400
貿易学科214(独)/400232(独)/400229(独)/400

商学部の点差は以下のようになっています。

(点数が低い学部同士で比較)

2023年 12点差

2022年 15点差

2021年 18点差

合格最低点を見ると、すべて貿易学科が合格最低点です。

よって、商学部は貿易学科がおすすめの穴場学部です。

経済学部

2023年「合格最低点」2022年「合格最低点」2021年「合格最低点」
経済学科231(独)/400244(独)/400240(独)/400
産業経済学科227(独)/400231(独)/400231(独)/400

経済学部の点差は以下のようになっています。

2023年 4点差

2022年 13点差

2021年 9点差

合格最低点を見ると、すべて産業経済学科が合格最低点です。

よって、経済学部は産業経済学科がおすすめの穴場学部です。

法学部

2023年「合格最低点」2022年「合格最低点」2021年「合格最低点」
法律学科232(独)/400232(独)/400240(独)/400
経営法学科223(独)/400235(独)/400235(独)/400

法学部に関しては、2023年は法律学科が9点高く、2022年は経営法学科が3点、2021年は法律学科が5点高いです。

この点数差では、毎年点数が僅差でどちらが難しいとは言い切れません。どちらも同程度のレベルと言えるでしょう。

人文学部

2023年「合格最低点」2022年「合格最低点」2021年「合格最低点」
文化学科248(独)/400260(独)/400244(独)/400
歴史学科271(独)/400269(独)/400273(独)/400
日本語日本文学科260(独)/400255(独)/400252(独)/400
教育・臨床心理学科242(独)/400260(独)/400248(独)/400
英語学科256(独)/400266(独)/400272(独)/400
東アジア地域言語学科241(独)/400248(独)/400249(独)/400
フランス語学科196(独)/400200(独)/400241(独)/400
ドイツ語学科205(独)/400210(独)/400232(独)/400

人文学部に関しては、フランス語学科ドイツ語学科が他の学科と比べて明らかに点数が低いので、この両学科で比較。

フランス語学科、ドイツ語学科はどちらも同程度のレベルと言えるでしょう。

【倍率から見る】福岡大学の穴場学部(学科)

次に【倍率】の観点から、福岡大学の合格しやすい穴場学部(学科)を紹介します。

全学部学科で比較するために系統別日程の倍率から分析していきます。

福岡大学の一般試験は国立大学と違って、受験日程が違えば併願が可能です。そのため、国公立大学と比べると倍率が高くなる傾向にあります。

また、学部の定員や人気度によっても倍率は異なってきます。

そのため、倍率が必ずしも難易度を反映してるわけではないということを、頭に入れていただきつつ参考にしてください。

(*商学部の夜間部は昼学部と比べて明らかに倍率が低いため排除しています。)

学部学科2023年倍率2022年倍率2021年倍率2020年倍率2019年倍率
商学部商学科3.33.44.96.04.7
経営学科
〈会計専門職プログラム〉
10.88.94.17.14.0
経営学科
〈会計専門職プログラムを除く〉
3.34.94.05.04.4
貿易学科2.92.74.14.33.7
経済学部経済学科3.43.04.04.14.5
産業経済学科3.23.03.34.64.8
法学部法律学科3.02.22.83.63.0
経営法学科3.32.92.55.33.7
人文学部文化学科3.83.42.74.54.8
歴史学科4.12.63.45.05.3
日本語日本文学科2.83.72.85.04.9
教育・臨床心理学科3.64.24.47.07.0
英語学科3.22.65.45.37.6
フランス語学科1.91.53.03.75.3
ドイツ語学科2.11.72.65.34.7
東アジア地域言語学科2.94.15.35.97.3

倍率は傾向的に「高い→低い→高い」というサイクルを繰り返すので、2022年度に倍率が高い学部は、倍率が低くなる可能性があります。

したがって、倍率のサイクルから言うと、

  1. 人文学部 歴史学科
  2. 法学部  経営法学科
  3. 経済学部  経済学学科
  4. 商学部  経営学科〈会計専門職プログラム〉 

以上の学科の倍率が低くなるかもしれません。

ですが、注意してほしい学部は商学部 経営学科〈会計専門職プログラム〉

なぜなら、他の学科と例年の倍率を比べた時、全ての年において商学部 経営学科〈会計専門職プログラム〉の方が倍率が高いからです。

したがって次年度も商学部 経営学科〈会計専門職プログラム〉は倍率が高いと予想されるため、おすすめできません。

【偏差値から見る】福岡大学の穴場学部(学科)

最後に【偏差値】の観点から、福岡大学の合格しやすい穴場学部(学科)を紹介します。

今回は河合塾の偏差値を参考にして比較しました。

(*商学部の夜間部は昼学部と比べて明らかに偏差値が低いため排除しています。)

学部学科偏差値
商学部商学科47.5
経営学科
〈会計専門職プログラム〉
47.5
経営学科
〈会計専門職プログラムを除く〉
47.5
貿易学科45.0
経済学部経済学科47.5
産業経済学科45.0
法学部法律学科45.0
経営法学科45.0
人文学部文化学科52.5
歴史学科52.5
日本語日本文学科52.5
教育・臨床心理学科50.0
英語学科50.0
フランス語学科47.5
ドイツ語学科45.0
東アジア地域言語学科47.5

偏差値で見ると、一番低い偏差値は45.0で学部学科は5つ

  1. 人文学部 ドイツ語学科
  2. 法学部  法律学科
  3. 法学部  経営法学科
  4. 経済学部 産業経済学科
  5. 商学部  貿易学科 です。

【学部別】福岡大学の穴場学科(学科)

ここからは、さまざまな観点から分析したことをまとめて、学部毎に受かりやすい学科を紹介していきます。

商学部・貿易学科

商学部は、貿易学科

合格最低点が毎年商学部の全ての学科よりも低く、偏差値も他の学科と比べても低いため貿易学科が一番受かりやすい学科と言えるでしょう。

経済学部・産業経済学科

経済学部は、産業経済学科

合格最低点が毎年経済学科よりも低く、偏差値も経済学科と比べても低いため産業経済学科が一番受かりやすい学科と言えるでしょう。

法学部・経営法学科

法学部は経営法学科

法学部は、合格最低点、偏差値の観点から見ると難易度は変わらずどちらも同じ難易度と言えます。

ですが、倍率のサイクルから考えると、経営法学科が去年高かったため今年は低くなる可能性があるので経営法学科をおすすめします。

人文学部・ドイツ語学科

人文学部、ドイツ語学科

人文学部は、ドイツ語学科とフランス語学科のどちらかですが、合格最低点の観点や倍率の観点から考えたときは判断ができないため

偏差値の観点から見ると、

ドイツ語学科  45.0

フランス語学科 47.5 です。

偏差値から考えると、ドイツ語学科をおすすめします。

よくある質問

最後に、福岡大学に出願する際に、よくある質問について紹介します。これはあくまで個人的な見解のため、一意見として参考にしてください。

複数の学部学科を併願するべきか

菱田先生

結論、金銭的に余裕があれば受けた方が良いです。

なぜなら、日程によって出題される問題の内容が異なるため、問題によって得意・不得意の相性が生じてしまうのは否めないからです。また、初日に「緊張して実力を発揮できなかった」という場合でも、2日目以降で挽回をすることが可能です。

ですが、福岡大学の入学検定料が30,000円かかります。結構高いですよね。
そのため、前期日程(自分の行きたい学部の学科)と系統別日程(自分の行きたい学部の1学科)を併願するのがおすすめです。

特に得意教科がある受験生は、系統別日程は絶対に受けてください。

というのも系統別試験は、学科によって科目の点数配分が違います。

例えば、【英語が苦手で国語 or 日本史が得意な場合】

法学部の経営法学科では、

英語  100点

国語  150点

日本史 150点

合計 400点

系統別日程であれば、苦手科目の配点を低くして、得意科目を1.5倍にして受験することができます。

この配点比率は、学部学科によって異なるため、入試要項をじっくり確認して出願しましょう。

自分の興味のある学部にこだわるべきか

菱田先生

よっぽど学びたいことが無い限り、学部よりも大学の偏差値にこだわるべきだと思います。

自分の興味がない分野で勉強することができるかなと不安になる受験生も多いでしょう。しかし、個人的な見解としては、できるだけ偏差値の高い大学にいくことをおすすめしています。

なぜなら、大学の授業は案外「思っている勉強と違った」となることがほとんどで、実生活ですぐに役立つものはそう多くありません。さらに、他の学部の授業も受けることができる大学もあります。

厳しい現実ですが、就職活動の際に大学の偏差値だけで判断されてしまうこともあります。レベルの高い大学ほど、学びのための環境も整っているのも事実です。

そのためよほど興味のない分野でない限りは、偏差値が高く環境の良い場所で勉強する方がおすすめです。

まとめ

様々な観点から福岡大学の穴場学部(学科)を紹介しました。

福岡大学はどの科目も基礎を忠実に勉強することで、合格点を狙うことができます。そのため、受験までにどの学部も合格できるような学力を身に着けておくことが一番望ましいです。

とはいえ、「自分一人ではなかなか学習を継続できない…」という方もいるでしょう。

西南・福大専門塾」では、西南学院大学・福岡大学に合格するためのノウハウを個別で指導しているので、気になる方はチェックしてみてください。

菱田先生

学部選びに関してもぜひご相談ください!

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