「英検を持っていると西南受験で有利になるの?」
「西南の英検利用で具体的にどんなメリットがあるか知りたい」
このようにお悩みでしょうか?
九州トップレベルの私立大学である西南学院大学。大学で英語や国際関係の勉強をするために合格を目指している方も少なくないでしょう。
西南学院大学の一部の入試方式では、英検を含む英語関連試験の成績を利用することがが可能です。ただし、入試形式や基準点などが複数用意されており、少しややこしいのも事実。
そこで、本記事では西南学院大学の英検利用について、わかりやすく解説します。
菱田先生受験生だけでなく、西南に行きたい高1、高2生も必見です!
西南学院大学の英検利用については、以下の動画でも詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
西南学院大学・英検利用のメリット
西南学院大学の入学試験では、英検2級以上が利用可能です。英検2級合格は高校卒業レベルなので、コツコツ学習すれば取得することは難しくありません。
英検を取得しており、既定のスコアを満たしていると、以下のようなメリットがあります。
- 「英語4技能利用型一般入試」の出願資格が得られる
- 「大学入学共通テスト利用入試」において英語が満点になる
- 大学入学後にも英語力が役立てられる
それぞれ基準となるスコアが異なるため、順番に解説します。
「英語4技能利用型一般入試」の出願資格が得られる
西南学院大学の一般入試は、基本的に3科目(国語・選択科目・英語)で構成されています。
しかし、「英語4技能利用型一般入試」では、一定の基準を満たしていれば、試験当日は国語と選択科目の2科目のみで受験することが可能です。
この入試方式は、英語力が基準を満たす受験生を対象とした特別区分で、出願には英検CSEスコア1950以上が目安とされています(これは英検2級程度に相当します)。
さらに、CSEスコアの数値に応じて、国語と選択科目の合計点に加点される制度も設けられています。



どの程度加算されるかはスコアや受験する学部によっても異なるので、後ほど詳しく解説します!
「大学入学共通テスト利用入試」において有利になる
西南学院大学には一般入試とは別に、共通テストの点数のみで合否判定がされる「大学入学共通テスト利用入試」もあります。西南学院大学独自の試験を受けなくても良い代わりに、共通テストではかなり高い点数が要求されることが特徴です。
「大学入学共通テスト利用入試」では、英語試験の点数が基準を満たせばなんと英語が満点扱いになります。英検の基準は、英検CSEスコアが「2300」以上になります。
「大学入学共通テスト利用入試」は前期と後期の2つがありますが、基準はどちらも共通です。
大学入学後にも英語力が役立つ
受験とは少し話がそれますが、高校時代に英語力を鍛えておくことで、入学後の英語の授業や就職活動にまで役立てられます。
当然入学後も英語の授業は必修でありますし、就職活動では英語力を条件にしているところもあるからです。
それだけ日本社会は英語ができる人材を重視するようになっているので、高校生のうちから英語力を身に着けておくことはメリットしかないと言えるでしょう。
西南学院大学・入試で使う「英検CSEスコア」とは
まず、英検でよく使われる「英検CSEスコア」について、簡単に説明しておきます。
「英検CSEスコア」とは、ユニバーサルなスコア尺度CSE (Common Scale for English) を英検の各級で表記したもの。
Reading、Listening、Writing、Speakingの4技能についてそれぞれスコアが出されており、成績表で確認することができます。
各級の合格基準スコアは以下のようになっています。
| 級 | 合格基準スコア | 測定技能 |
|---|---|---|
| 1級 | 2028 | Reading Listening Writing |
| 準1級 | 1792 | |
| 2級 | 1520 | |
| 準2級 | 1322 | |
| 3級 | 1103 |
| 級 | 合格基準スコア | 測定技能 |
|---|---|---|
| 1級 | 602 | Speaking |
| 準1級 | 512 | |
| 2級 | 460 | |
| 準2級 | 406 | |
| 3級 | 353 |
※出典:英検CSEスコア|英検|公益財団法人 日本英語検定協会
西南学院大学では一次試験と二次試験の合算CSEスコアが必要となるため、基準点を合算した点数をまとめました。
| 級 | 一次試験と二次試験の合算CSEスコア |
|---|---|
| 1級 | 2630 |
| 準1級 | 2304 |
| 2級 | 1980 |
| 準2級 | 1728 |
| 3級 | 1456 |
受験して仮に不合格になったとしても、取得したスコアは有効です。西南学院大学の入試で求められるのは英検CSEスコアのため、「英検2級に不合格になったら意味がない」というわけではありません。まずは成績表で自分のCSEスコアを確認し、現状を把握することから始めましょう。
西南学院大学はCSEスコアの合計だけでなく、各技能(Reading、Listening、Writing、Speaking)にも基準を設けています。そのため西南学院大学で英検利用をする際は、以下の2点を必ず確認するようにしましょう。
1.一次試験と二次試験の合算CSEスコアが出願資格を超えていること
2.Reading、Listening、Writing、Speakingの4技能がそれぞれ基準スコアを超えていること
西南学院大学・「英語4技能利用型一般入試」の英検利用
では、「英語4技能利用型一般入試」の特徴と、具体的な出願資格・加算レベルも紹介します。
英語4技能利用型一般入試の特徴
西南学院大学の一般入試は基本3科目(国語・選択科目・英語)である一方、「英語4技能利用型一般入試」の場合、試験当日は国語と選択科目の2科目のみで受験が可能です。
また一般入試との併願も可能なため、受験のチャンスを増やすこともできます。(併願する場合は3科目受験が必要となります。)一般入試との併願についてはこちらの記事を参考にしてください。
▶【2023年最新版】西南学院大学のA・F日程の違いは?併願情報も解説
さらに、CSEスコアによっては、国語と選択科目の合計点に20点~80点が加算されます。これだけでも十分魅力的に聞こえますが、実はこの加点というのがすごく大きいんです。
例えば、商学部や経済学部、法学部といった受験者数の多い学部では、合格者の最高点と最低点の点数差がおよそ50点前後です。そのため、英検利用による30点の加点によって「ギリギリ合格or不合格」が「比較的余裕の合格」になるわけです。



英検利用のメリットは一目瞭然ですね。
出願資格と加算レベル
かなり魅力的な「英語4技能利用型一般入試」ですが、出願資格を満たしていないと出願すらできません。
また、点数が加算されるには出願資格よりも高い点数基準が課せられています。この基準は加算レベルと呼ばれ、「加算レベル1」と「加算レベル2」の2つがあります。どれぐらいの点数が加算されるかは学部によって異なるので、しっかりチェックしましょう。
ただし英検以外にも利用できる英語資格があるので、そちらも合わせて紹介します。
出願資格
こちらが出願資格と基準スコアの一覧です。
| 出願資格 | 総合点の 基準スコア | 各技能の基準スコア | |||
|---|---|---|---|---|---|
| Reading | Listening | Speaking | Speaking | ||
| ケンブリッジ英語検定 | FCE(140) | 120 | 120 | 120 | 120 |
| 実用英語技能検定 | CSEスコア 1950 | 470 | 470 | 470 | 470 |
| GTEC (official scoreに限る) | 960 | 220 | 220 | 220 | 220 |
| IELTS | 4.0 | 3.5 | 3.5 | 3.5 | 3.5 |
| TEAP(R/L+W/S) | 225 | 50 | 50 | 50 | 50 |
| TEAP CBT | 420 | 100 | 100 | 100 | 100 |
| TOEFL iBT | 42 | 10 | 10 | 10 | 10 |
| TOEIC L&R/S&W (IPテストは除く) | 790 | 225 | 275 | 130 | 110 |
| L&R 550 | S&W 240 | ||||
出願資格はCSEスコアが「1950」となっています。
2級合格のCSEスコアが「1980」、準2級合格は「1728」となっているため、2級に合格さえすれば出願条件をクリアできます。また、英検CSEスコアが基準を上回っていればよいので、2級合格にわずかに届かなかった方にも出願のチャンスがあります。



2級にギリギリ不合格になったとしても、諦めないでください!
ぜひ英検の成績表でご自身のCSEスコアを確認してみてください。
※2027年度より、英語の基準スコアに関する制度が一部変更されます。
各技能ごとの基準スコアに変更はありませんが、総合点の基準がCSEスコア2100に引き上げられます。
また、英検以外の各種試験においても、総合点の基準スコアが軒並み上昇しています。
そのため、2025年時点の高校2年生の方は、今後の入試に向けて十分ご注意ください。
| 出願資格 | 総合点の 基準スコア | 各技能の基準スコア | |||
|---|---|---|---|---|---|
| Reading | Listening | Speaking | Speaking | ||
| ケンブリッジ英語検定 | FCE(150) | 120 | 120 | 120 | 120 |
| 実用英語技能検定 | CSEスコア 2100 | 470 | 470 | 470 | 470 |
| GTEC (official scoreに限る) | 1037 | 220 | 220 | 220 | 220 |
| IELTS | 4.5 | 3.5 | 3.5 | 3.5 | 3.5 |
| TEAP(R/L+W/S) | 261 | 50 | 50 | 50 | 50 |
| TEAP CBT | 500 | 100 | 100 | 100 | 100 |
| TOEFL iBT | 55 | 10 | 10 | 10 | 10 |
| TOEIC L&R/S&W (IPテストは除く) | 920 | 225 | 275 | 130 | 110 |
| L&R 550 | S&W 240 | ||||
加算レベルとは
加算レベルとは、英検やTOEICなどの英語資格で一定以上のスコアを取得している場合、国語と選択科目の合計点に「加点(ボーナス点)」が付与される制度です。
加算レベル1
こちらは加算レベル1の一覧表になります。英検のみ、出願資格よりも加算レベル1の点数の方が上回っています。
| 出願資格 | 総合点の 基準スコア | 各技能の基準スコア | |||
|---|---|---|---|---|---|
| Reading | Listening | Speaking | Speaking | ||
| ケンブリッジ英語検定 | FCE(160) | 140 | 140 | 140 | 140 |
| 実用英語技能検定 | CSEスコア 2300 | 520 | 520 | 520 | 520 |
| GTEC (official scoreに限る) | 1190 | 260 | 260 | 260 | 260 |
| IELTS | 5.5 | 4.5 | 4.5 | 4.5 | 4.5 |
| TEAP(R/L+W/S) | 309 | 70 | 70 | 70 | 70 |
| TEAP CBT | 600 | 130 | 130 | 130 | 130 |
| TOEFL iBT | 72 | 15 | 15 | 15 | 15 |
| TOEIC L&R/S&W (IPテストは除く) | 1095 | 325 | 375 | 160 | 140 |
| L&R 785 | S&W 310 | ||||
加算レベル1はCSEスコアが「2300」となっています。
準1級の基準スコアが「2304」なので、加算レベル1は英検準1級相当です。また、英検CSEスコアが基準を上回ってさえすればよいので、準1級合格にわずかに届かなかった方にも出願のチャンスがあります。
加算レベル1が適用される学部と、加算点数は以下の表のとおりです。
| 20点加算 |
|
|---|---|
| 30点加算 |
|
| 40点加算 |
|
加算レベル2
こちらは加算レベル2の一覧表になります。加算レベル1と比べて、全体的に基準点が大きくアップしています。
| 出願資格 | 総合点の 基準スコア | 各技能の基準スコア | |||
|---|---|---|---|---|---|
| Reading | Listening | Speaking | Speaking | ||
| ケンブリッジ英語検定 | FCE(180) | 160 | 160 | 160 | 160 |
| 実用英語技能検定 | CSEスコア 2600 | 610 | 610 | 610 | 610 |
| GTEC (official scoreに限る) | 1350 | 320 | 320 | 320 | 320 |
| IELTS | 7.0 | 6.0 | 6.0 | 6.0 | 6.0 |
| TEAP(R/L+W/S) | 375 | 85 | 85 | 85 | 85 |
| TEAP CBT | 800 | 180 | 180 | 180 | 180 |
| TOEFL iBT | 95 | 20 | 20 | 20 | 20 |
| TOEIC L&R/S&W (IPテストは除く) | 1305 | L&R 945 | S&W 360 | ||
加算レベル2はCSEスコアが「2600」となっています。
英検1級の基準スコアが「2630」なので、加算レベル2は英検1級相当です。また、英検CSEスコアが基準を上回ってさえすればよいので、1級合格にわずかに届かなかった方にも出願のチャンスがあります。
加算レベル1が適用される学部と、加算点数は以下の表のとおりです。
| 40点加算 |
|
|---|---|
| 60点加算 |
|
| 80点加算 |
|
英検1級は大学上級程度とかなりレベルが高いので、まずは準1級を目標にするのが良いでしょう。
西南学院大学・「大学入学共通テスト利用入試」の英検利用
では、「大学入学共通テスト利用入試」の特徴と、具体的な英検利用の基準も紹介します。
英検利用の特徴
共通テストの点数のみで合否判定がされる「大学入学共通テスト利用入試」では、英語試験の点数が基準を満たせばなんと英語が満点扱いになります。具体的な英検の基準は「英検CSEスコアが2300以上」です。
「大学入学共通テスト利用入試」は前期と後期の2つがありますが、基準はどちらも共通です。
基準スコア
英語が満点扱いになるためには、以下のスコアを満たしておく必要があります。
| 試験名称 | 基準スコア |
|---|---|
| ケンブリッジ英語検定 | FCE(160) |
| 実用英語技能検定 | CSEスコア2300 |
| GTEC (official scoreに限る) | 1190 |
| IELTS | 5.5 |
| TEAP(R/L+W/S) | 309 |
| TEAP CBT | 600 |
| TOEFL iBT | 72 |
| TOEIC L&R・S&W (IPテストは除く) | TOEIC L&R785かつ TOEIC S&W310 |
基準スコアはCSEスコアが「2300」となっています。
2級合格のCSEスコアが「1980」、準2級合格は「1728」となっているため、2級に合格さえすれば満点扱いになります。また、英検CSEスコアが基準を上回っていればよいので、2級合格にわずかに届かなかった方にも出願のチャンスがあります。
ぜひ英検の成績表でご自身のCSEスコアを確認してみてください。
各学部の配点
前期と後期の配点は異なります。こちらが各学部の総点と、英語の配点をまとめた表になります。
前期
| 学部 | 学科 | 英語の配点 | 総点 |
|---|---|---|---|
| 外国語学部 | 外国語学科 | 200 | 600 |
| 商学部 | 商学科 | 600 | |
| 経営学科 | |||
| 経済学部 | 経済学科 | 600 | |
| 国際経済学科 | |||
| 法学部 | 法律学科 | 700 | |
| 国際関係法学科 | |||
| 人間科学部 | 児童教育学科 | 800 | |
| 社会福祉学科 | 600 | ||
| 心理学科 | 600 | ||
| 国際文化学部 | 国際文化学科 | 700 |
英語はどの学部も一律で200点ですが、総点が学部によって異なります。
特に、総点が600点の外国学部、商学部、経済学部、人間科学部(社会福祉学科、心理学科)では英語の割合が大きいです。
そのため、CSEスコアの条件を満たしていて、受験する学部を迷っている方はこれらの学部・学科を受験するのもおすすめです。
後期
| 学部 | 学科 | 英語の配点 | 総点 |
|---|---|---|---|
| 外国語学部 | 外国語学科 | 200 | 500 |
| 商学部 | 商学科 | ||
| 経営学科 | |||
| 経済学部 | 経済学科 | ||
| 国際経済学科 | |||
| 法学部 | 法律学科 | ||
| 国際関係法学科 | |||
| 人間科学部 | 児童教育学科 | ||
| 社会福祉学科 | |||
| 心理学科 | |||
| 国際文化学部 | 国際文化学科 |
後期の配点は全学部学科共通で、国語が200点、外国語が200点、選択科目が100点です。選択できる科目は学部によって異なるので、募集要項を確認してみて下さい。
英検を取得しておくべき時期の目安
これから英検を受験しようと考えている方の中には、「いつまでに受けておけばいいのか」と疑問に思っている方もいらっしゃるかと思います。
西南学院大学の入試で英検を利用したい場合、出願時に「合格証明書の原本」または「CSEスコア証明書の原本」の提出が求められます。そのため、出願書類の提出期間よりも前に、いずれかの証明書を用意しておく必要があります。
理想的なスケジュールとしては、高校2年生のうちに英検2級を取得しておき、余裕があれば高校3年生の夏までに準1級を目指すのがおすすめです。高校3年生になると、受験勉強や他教科の学習負担が増えてきます。英語を武器にするというよりは、他教科で失点してしまい不合格圏に入るリスクを避けることが重要です。
高校3年生になるまでに英検が目標に届かない場合は、他の科目の勉強のウェイトを高めて総合点を上げる戦略に切り替えましょう。
あまりに古い英検スコアは、入試に利用できない場合があります。
具体的な日付は毎年変わるため、〇年〇月までという表記は避けられていますが、基本的には「過去2年以内の試験」であれば有効とされています。
なお、英検の場合は一次試験ではなく二次試験の日程が有効期間の基準となっています。
スコアの有効性を確認する際は、必ず二次試験の日程が基準日を満たしているかどうかをチェックしてください。
まとめ
西南学院大学試験での英検利用について解説してきました。
高校生のうちに英検を取得すれば、「英語4技能利用型一般入試」「大学入学共通テスト利用入試」で有利になるだけでなく、大学の授業や就活の際にも役立ちます。
西南学院大学以外の大学でも英検利用が可能なところは多いので、ぜひ英検取得にチャレンジしてみてください。



もちろん英語が苦手な方は、一般入試で頑張るのも一つの手です!
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